Home Japan Japan — in Japanese ソフトBサファテ今春初S いざ名球会イヤーへKINGisBack

ソフトBサファテ今春初S いざ名球会イヤーへKINGisBack

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◆オープン戦ソフトバンク6-5広島(24日・ ヤフオクドーム)
◆オープン戦 ソフトバンク6-5広島(24日・ヤフオクドーム)
抑えの王様「キング・オブ・クローザー」が帰ってきた。昨年プロ野球新の54セーブを挙げたデニス・サファテ投手(36)がオープン戦初セーブを挙げた。9回の1イニングを無失点。苦手なクイックやけん制も「勝つためなら」と駆使し、本番モードで1点差ゲームを締めた。先発陣の不安定さは気になるがブルペンの柱は今年も盤石。きょう25日の連投テストで総仕上げし、名球会イヤーに臨む。
■あと21セーブ
本拠地最後のオープン戦をおなじみの光景で締めくくった。9回の1イニングを無失点に抑えたサファテがベンチに向かってお辞儀のポーズ。集まったナインと勝利のハイタッチを交わした。これがホークスの勝ち方。絶対的な守護神のオープン戦初セーブに、ヤフオクドームが沸いた。
「初めてセーブがつく場面で、相手の打線もいいところだった。グレートとまではいかないが、十分にいい球を投げられた」
6試合目の登板は絶好の場面で巡ってきた。1点差の9回。9番に入っているメヒアから上位に回る好打順とぶつかった。前の打席で代打本塁打を放ったメヒアをオール直球の3球勝負で見逃し三振。1番田中に右前打を許したものの、2番菊池を遊ゴロ併殺。走者を出しても、やや苦手意識のあるクイックやけん制での隙は見せなかった。
「クイックはしたくないけど、チームが勝つためならやらないと。走者を出さないのが一番いいけど」
キャンプ参加を免除され1日に来日。時差ぼけの残る中、3日の初登板から2試合連続被弾と不安をのぞかせたが、そこは昨季のMVP右腕だ。順調に調整を進め、25日の広島戦で開幕への総仕上げとなる連投に臨む。「明日(25日)しっかり投げて、その後の練習日で開幕に合わせられればいい」と頼もしい。
先発陣はこの日も武田が満塁弾を浴び4失点。キャンプ前にローテ入りが決まった千賀、和田、武田、東浜、バンデンハークはいずれも故障や不調で不安要素を残したままオープン戦を終えた。工藤監督は「言われなくても分かっています…。何か、手を打たなきゃいけないと思っている」と語気を強めた。一方で、救援陣は今年も盤石。サファテをハイタッチで出迎えた指揮官は「どんなことがあっても信頼している。この位置(クローザー)で頑張ってもらいたいし、8回も岩崎君に任せようと思っている」と勝ちパターンに絶大な信頼を寄せた。
今宮、中村晃と主力野手にもアクシデントが連鎖する中、チームは25日に最後のオープン戦に臨む。本拠地での登板時、大型ビジョンに表示されるキャッチコピー「キング・オブ・クローザー」がおなじみのサファテは「(今年も)キングが戻ってきたので。シーズンだとアドレナリンは別物。それに耐えられる体で(開幕を)迎えたい」と力を込めた。名球会入りへ21セーブ。最強守護神が今年も最終回のマウンドを制圧する。 (小畑大悟)
■守護神「九州が大好き」 イオン九州とパートナー契約
サファテがイオン九州と「九州を元気にするパートナー契約」を結び、24日にヤフオクドーム内で行われた任命式に出席した。今後CMなどで同社の顔として活動する守護神は「九州が大好き。(九州が)元気になってもらえるように頑張りたい」と“九州愛”を強調し、キャンペーン用に作られた等身大パネルとの対面に「素晴らしい出来」と感激した。同社の柴田祐司社長は「社会貢献も行い球界を代表するプレーヤー。しかも愛妻家で(主婦が来店する)うちのイメージにぴったり」と起用理由を説明した。
=2018/03/25付 西日本スポーツ=

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