小野寺防衛相は９日、 参院決算委員会で、 南スーダンの 国連平和維持活動（ＰＫＯ）に派遣された陸上自衛隊の 日報が、 防衛省情報本部で保管されていたと明らかにした。 ２０１６年に外部からの 情報開示請求に対して「廃棄した」 としてい【社会】
小野寺防衛相は９日、参院決算委員会で、南スーダンの国連平和維持活動（ＰＫＯ）に派遣された陸上自衛隊の日報が、防衛省情報本部で保管されていたと明らかにした。
２０１６年に外部からの情報開示請求に対して「廃棄した」としていったんは不開示を決定した同年７月の分も含まれている。小野寺氏は「当時の情報公開請求などについて不適切な対応だった」と陳謝した。
新たに判明したのは、１２年７月と１３年１２月、１４年１～２月、１６年３月～１７年５月の日報の一部で、合わせると１年分以上あるという。分析部と画像・地理部で、それぞれ共有フォルダーに電子データの形で残されていた。
開示請求があった１６年７月７～１２日の日報には、南スーダンの首都ジュバでの武力衝突について「戦闘」などと記されていた。見つかった日報には同月８～１２日の分が含まれているという。情報本部は開示請求の際、日報の有無を調査する対象ではなかった。同省は、すでに不開示決定を取り消し、開示している。
