日銀は２７日の 金融政策決定会合で、 最新の 経済・ 物価情勢の 展望（展望リポート）をまとめた。 物価見通しについて「従来とおおむね不変」 としながらも、 ２％の 物価上昇目標の 実現時期については「２０１９年度ごろ」 としてきた記述を削除した。 金融政策は、 長短金利操作を柱とする現在の 金融緩和策の 維持を賛成多数で決めた。 再任後初の 会合を終えた黒田東彦総裁は同日午後、 日銀本店で記者会見し、 物価２％の 実現時期を削除した理由について「時期は見通しであり、 （その 時までに達成しなければならないという）誤解を招かないように
日銀は２７日の金融政策決定会合で、最新の経済・物価情勢の展望（展望リポート）をまとめた。物価見通しについて「従来とおおむね不変」としながらも、２％の物価上昇目標の実現時期については「２０１９年度ごろ」としてきた記述を削除した。金融政策は、長短金利操作を柱とする現在の金融緩和策の維持を賛成多数で決めた。 再任後初の会合を終えた黒田東彦総裁は同日午後、日銀本店で記者会見し、物価２％の実現時期を削除した理由について「時期は見通しであり、（その時までに達成しなければならないという）誤解を招かないようにするためだ」と説明。その上で「目標をできるだけ早期に実現するため政策を運営する考えに全く変わりはない」と強調した。（2018/04/27-16:59）
