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米朝会談で拉致問題提起 飯塚さん「具体的な方策を」

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日米首脳会談を受け、 北朝鮮による拉致被害者家族会代表の 飯塚繁雄さん(79)が18日午前、 埼玉県上尾市の 自宅前で報道陣の 取材に応じた。 会談の 中でトランプ米大統領が、 6月初旬までの 実現を目指す米朝首脳会…
日米首脳会談を受け、北朝鮮による拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄さん(79)が18日午前、埼玉県上尾市の自宅前で報道陣の取材に応じた。会談の中でトランプ米大統領が、6月初旬までの実現を目指す米朝首脳会談で拉致問題を取り上げる意向を示したことについて「当然やるべき問題だ。どうやって被害者全員を帰国させるかに焦点を当て、具体的な方策を確認しあってほしい」と話した。
飯塚さんは「この機会を逃したら、解決の糸口がなくなるという気持ちで綿密に計画を練ってほしい」と強調。「単なる議論に終わらせず、(拉致の可能性がある)特定失踪者も含めて被害者全員の帰国の確約をとってほしい」と語った。米朝会談の結果次第で日朝首脳会談につながる可能性もあるとの考えも示した。
飯塚さんら被害者家族は昨年末以降、トランプ氏やウィリアム・ハガティ駐日米国大使らと面会し、拉致問題の重要性を続けて訴えてきた。「米朝会談が終わるまで緊張した気持ちで見守りたい」と述べた。
被害者家族のうち、横田めぐみさん(拉致当時13)の弟拓也さん(49)らは今月末にも訪米し、米政府関係者に問題解決への協力を訴える予定だ。(清水大輔)

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