シンガポールを訪れている小野寺防衛大臣はイギリスの ウィリアムソン国防相と会談し、 米朝首脳会談が開催されても北朝鮮から非核…
シンガポールを訪れている小野寺防衛大臣はイギリスのウィリアムソン国防相と会談し、米朝首脳会談が開催されても北朝鮮から非核化に向けた具体的な行動を引き出すまで制裁を緩めるべきではないとして、圧力を継続していくことで一致しました。 この中で小野寺防衛大臣は米朝首脳会談について、「北朝鮮の核・ミサイル・拉致問題が解決に向けて実質的に前進する機会とすることが重要だ。国際社会の圧力により北朝鮮は政策を変えつつあるが、具体的な行動を取るまでは制裁を緩めるべきではない」と述べました。 そして、イギリス軍の艦船が北朝鮮の船舶による洋上での物資の積み替え、いわゆる瀬取りの監視に協力したことに触れ、「これからも両国で連携しながら北朝鮮問題に対応していきたい」と呼びかけました。 これに対し、ウィリアムソン国防相は、「日本の立場に同意する」と述べ、北朝鮮への圧力を継続していくことで一致しました。 一方、小野寺大臣は「アジア安全保障会議」の昼食会の際、中国の何雷軍事科学院副院長と言葉を交わし、北朝鮮問題で協力を呼びかけるとともに、中国による海洋進出を念頭に「開かれたインド太平洋を維持するには航行の自由や法の支配が重要だ」と伝えました。