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非核化最終合意持ち越しも=行程・検証で成果不透明-米朝首脳会談まで1週間

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【ワシントン時事】 12日にシンガポールで開催される史上初の 米朝首脳会談まで1週間に迫った。 非核化をめぐる双方の 主張は隔たりが大きく、 最終合意は次回以降に持ち越す可能性も出てきた。 5月24日の トランプ大統領の 中止通告から一転、 予定通りの 開催が決まったが、 トランプ氏と金正恩朝鮮労働党委員長の 主導権争いを含め、 なお曲折が続く恐れもある。 【特集】 「首脳会談失敗」 なら可能性高まる米朝「電磁パルス」 合戦 首脳会談の 焦点は、 北朝鮮が米国による体制保証と引き換えに、 「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVI
【ワシントン時事】12日にシンガポールで開催される史上初の米朝首脳会談まで1週間に迫った。非核化をめぐる双方の主張は隔たりが大きく、最終合意は次回以降に持ち越す可能性も出てきた。5月24日のトランプ大統領の中止通告から一転、予定通りの開催が決まったが、トランプ氏と金正恩朝鮮労働党委員長の主導権争いを含め、なお曲折が続く恐れもある。
【特集】「首脳会談失敗」なら可能性高まる米朝「電磁パルス」合戦
首脳会談の焦点は、北朝鮮が米国による体制保証と引き換えに、「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化(CVID)」を受け入れるかどうかだ。韓国の聯合ニュースによると、米朝の実務者は4日、南北軍事境界線のある板門店で会談の議題などについて最終調整を続けた。 CVIDに関し、4月の南北首脳会談の板門店宣言で「完全な非核化」が盛り込まれた。また、2005年の6カ国協議共同声明で「検証可能な非核化」にも合意している。ただ、いったん核放棄をした後に核開発再開の道を閉ざす「不可逆的な非核化」に北朝鮮は抵抗するとみられている。 トランプ氏は1日、訪米した金英哲党副委員長との会談後、「(首脳会談は)プロセスの始まり」と言明。「6月12日に何かに署名するつもりはない」とも述べ、1回の首脳会談で非核化の最終合意には至らないことを示唆した。迅速なCVIDを迫る立場を後退させ、「段階的で同時並行的な非核化」を求める北朝鮮に一定の配慮を見せており、今回の会談で核放棄までの行程表や検証方法など具体的な成果が出るか不透明だ。 一方、トランプ氏は金英哲氏との会談で、朝鮮戦争(1950~53年)の終結について協議したことを明かした。11月の中間選挙を前に、目に見える「得点」が欲しいトランプ氏は「非核化に集中するよりも、朝鮮戦争終結に関して具体的な成果を得る」(米紙ニューヨーク・タイムズ)と考えているもようだ。(2018/06/04-15:35)

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