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カジノ法案午後成立へ 野党は内閣不信任案提出

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22日に閉会する第196通常国会は20日、 事実上の 会期末を迎えた。 自民、 公明両党は20日の 参院本会議で、 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案を可決・ 成立させる方針だ。 これに対し立憲民主党など野党6党派は同日午前、 安倍内閣不信任決議案を衆院に提出した。 今国会の 与野党攻防は最終局面に入った。
22日に閉会する第196通常国会は20日、事実上の会期末を迎えた。自民、公明両党は20日の参院本会議で、カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案を可決・成立させる方針だ。これに対し立憲民主党など野党6党派は同日午前、安倍内閣不信任決議案を衆院に提出した。今国会の与野党攻防は最終局面に入った。
立憲、国民民主、衆院会派「無所属の会」、共産、自由、社民の党首・幹事長らは20日午前、国会内で会談した。立憲の枝野幸男代表は、西日本豪雨の復旧対応が続く中で政府・与党がIR法案成立を急ぐのを挙げ、「災害対応に全力を傾けなかった姿勢は許し難い」と批判した。国民の玉木雄一郎共同代表は森友・加計学園問題に言及し、「国民の納得が得られない。こんな政権は倒さねばならない」と結束を呼びかけた。
その後、野党6党派は大島理森衆院議長に不信任案を提出。立憲の辻元清美国対委員長は記者団に「度重なる疑惑や不祥事に対し、安倍政権は国民への説明責任を果たさず、真摯(しんし)に向き合ってこなかった」などと安倍内閣の問題点を列挙し、「数え上げれば切りがなく、不信任に値する」と語った。
与党は20日午後の衆院本会議で不信任案を否決した後、参院本会議でIR法案を採決する。法案は、全国3カ所を上限にカジノ、国際会議場、ホテルなどを一体化したIRの整備を認める。日本人と国内在住の外国人から入場料6000円を徴収し、入場回数を「週3回かつ28日間で10回」に制限する。19日の参院内閣委員会で日本維新の会の賛成も得て可決しており、与党は20日中の成立を図る。野党は「ギャンブル依存症を助長する」と批判を強めている。
【村尾哲、立野将弘】

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