一年で最も暑さが厳しいとされる「大暑」 の 23日、 日本列島は引き続き広い範囲で高気圧に覆われ、 午後1時29分に東京都青梅市で40.8度を観測した。 都内で40度を超えるの は観測史上初めてで、 全国でこの 夏一番の 暑さとなった。 厳しい暑さの 中、 JR新橋駅前を…
一年で最も暑さが厳しいとされる「大暑」の23日、日本列島は引き続き広い範囲で高気圧に覆われ、午後1時29分に東京都青梅市で40.8度を観測した。都内で40度を超えるのは観測史上初めてで、全国でこの夏一番の暑さとなった。 厳しい暑さの中、JR新橋駅前を歩く女性(23日午前)=共同 このほか、午後1時までに岐阜県多治見市で40.5度、埼玉県熊谷市で40.1度を観測するなど、各地で猛烈な暑さとなった。 東京都内の過去最高は2004年7月に東京都心と練馬区で観測した39.5度だった。 気温が高い状態は24日以降もしばらく続く見込み。気象庁は、こまめに水分や塩分を取るなど熱中症への警戒を呼びかけている。 正午現在の主な各地の最高気温は、名古屋市が39.2度、群馬県高崎市が39.1度、東京都八王子市が39.0度など。西日本豪雨の被災地でも午前中から気温が上がり、広島市安佐北区で35.3度、岡山県倉敷市で33.3度を記録した。 気象庁によると、太平洋高気圧の上にチベット高気圧が重なり、気温が高い状態が続いている。この暑さは8月上旬にかけて続くとみられ、同庁天気相談所は「無用な外出は避け、熱中症対策を心がけてほしい」としている。