第100回全国高校野球選手権記念大会2日目の 6日に登場した南北海道代表の 北照。 捕手、 三浦響(ひびき)主将(3年)の 兄で会社員の 将吾さん(25)は勤務先の ある静岡県から駆けつけ、 誰よりも声を張り上げた。 将吾さんの 声が夏の 甲子園に響き渡るの は8年ぶりだ。
第100回全国高校野球選手権記念大会2日目の6日に登場した南北海道代表の北照。捕手、三浦響(ひびき)主将(3年)の兄で会社員の将吾さん(25)は勤務先のある静岡県から駆けつけ、誰よりも声を張り上げた。将吾さんの声が夏の甲子園に響き渡るのは8年ぶりだ。
将吾さんは2010年、北北海道代表・旭川実の三塁手として甲子園の土を踏んだ。1回戦で佐賀学園(佐賀)と対戦。安打を放ち、大きな声でチームと自分を鼓舞した。その様子を、当時小学4年生だった三浦主将はスタンドから見守っていた。試合には敗れたが「輝いて見え、かっこよかった。自分もここを目指したいと強く思った」と振り返る。
三浦主将はこの日の試合を前に「兄と(夏の甲子園で勝利がない)北照の無念を晴らしたい」と誓っていた。将吾さんはスタンドの歓声の大きさや選手同士の声が通らないことを伝え、「楽しんでプレーしてこい。お前なら大丈夫だ」と助言した。
試合中、将吾さんは弟が打席に立つたびに「ひびき」「全ての力を出せ」などと絶叫。守備ではピンチを切り抜ける好リードを何度も見せたが、初戦突破は果たせなかった。
試合が終了し、整列した北照の選手たちの姿を真っすぐに見つめた将吾さんは、思わず泣き崩れた。それでも自分の背中を追って、大舞台までたどりついた弟から「自分たちの野球ができて楽しかった」と言われ、「主将としての重責がありながら、よくここまでやった」と誇らしげにつぶやいた。【土谷純一】

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