【ニューヨーク=吉池亮】 トランプ米大統領の 元顧問弁護士、 マイケル・ コーエン氏(51)は21日、 ニューヨークの 裁判所に出廷し、 連邦地検が捜査を進めていた脱税など8件の 容疑について有罪を認めた。 2016年の 大統領選直前、 ト【国際】
【ニューヨーク=吉池亮】トランプ米大統領の元顧問弁護士、マイケル・コーエン氏(51)は21日、ニューヨークの裁判所に出廷し、連邦地検が捜査を進めていた脱税など8件の容疑について有罪を認めた。2016年の大統領選直前、トランプ氏と不倫関係にあったとされる元モデルらに「口止め料」を支払ったことについては、トランプ氏から直接、指示があったことを認め、不正な選挙献金だと認定された。
コーエン氏は、〈1〉16年までの5年間で計約140万ドル(約1億5500万円)の所得税を免れた5件の脱税〈2〉債務を申告せず金融機関から融資を受けた1件の詐欺〈3〉トランプ氏と不倫関係にあった元モデルらに対する口止め料計約28万ドル(約3100万円)を提供した2件の不正献金――の各容疑で訴追された。8件を合算した量刑の上限は懲役65年だが、求刑を同5年程度に軽減することで連邦地検が司法取引を持ちかけ、コーエン氏側が合意した。コーエン氏はこの日、連邦地裁ですべての罪状を認めて即日結審した。判決は12月12日に言い渡される。