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国会改革、野党の理解が不可欠=自民・小泉筆頭副幹事長インタビュー

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自民党の 小泉進次郎筆頭副幹事長は25日までにインタビューに応じ、 秋の 臨時国会で国会改革を前進させるため、 衆院で野党第1党の 立憲民主党との 歩み寄りが不可欠という認識を示した。 国会運営の 現状を「税金・ 時間・ 政治家の 無駄遣い」 と指摘し、 改革は経費節減だけでなく職員らの 働き方改革にもつながり、 国民にとってプラスになると訴えた。 主なやりとりは次の 通り。 -なぜ今、 国会改革なの か。 なぜ今かどころか、 2014年に与野党の 国会対策委員長で国会改革を進める申し合わせがあったにもかかわらず動いていない。 遅過ぎる
自民党の 小 泉 進 次 郎 筆頭副幹事長は25日までにインタビューに応じ、秋の臨時国会で国会改革を前進させるため、衆院で野党第1党の立憲民主党との歩み寄りが不可欠という認識を示した。国会運営の現状を「税金・時間・政治家の無駄遣い」と指摘し、改革は経費節減だけでなく職員らの働き方改革にもつながり、国民にとってプラスになると訴えた。主なやりとりは次の通り。 -なぜ今、国会改革なのか。 なぜ今かどころか、2014年に与野党の国会対策委員長で国会改革を進める申し合わせがあったにもかかわらず動いていない。遅過ぎるくらいだ。しかし、今の国会が本当にこのままでいいのかという思いが改めて共有され、ここまでのうねりになった。たとえ、大きな改革だと思われないことでもいいから、一つでも形にならないと本丸までいけない。 -国会改革の本丸とは。 働き方改革と言うが、最も改革が必要なのは国会だ。衆院選後の国会でまず、首相、議長、副議長を選ぶ三つの選挙があるが、名前を書いて投票するのに1時間50分かかる。首相指名選挙は、政治的な最後の読めないドラマが起き得るから、記名投票で(議場を)ぐるぐる回るのも重要だと思うが、議長、副議長はいわば出来レース。慣例で議長は与党第1党から、副議長は野党第1党から出すと決まっている。こんな働き方を続けていることは国民に申し訳ない。今の国会を続けることは税金・時間・政治家の無駄遣いだ。
-自民党内は盛り上がりに欠けるのでは。 今回は若手、中堅がリードして始まったので、(ベテラン議員は)温かく見守ってくれているのではないか。仮に腰が重そうな雰囲気があるとしたら、今までできなかったからできないと思っているだけだ。やればできるという機運を高めるためにも、「平成のうちに」小さなことでも実現することが大事だ。 -超党派の「『平成のうちに』衆院改革実現会議」で国会資料のペーパーレス化などの提言をまとめた。 その提言が早速実現した。 古 屋 圭 司 衆院議院運営委員長から、ペーパーレス化で(来年度予算の)概算要求にマイナス4500万円計上と連絡があった。国の予算規模からしたら小さな一歩だが、改革への大きな一歩だ。 -自民党総裁選をめぐり、 石 破 茂 元幹事長は国会改革に前向きな発言を繰り返している。 国会改革の機運を高めてもらえるのは、どなたであってもありがたい。ただ、自民党だけでやろうとしてもできない。むしろ、野党はどこだったら大丈夫かということを優先したい。実現会議には入っていないが、立憲の案にも共通点は多い。一致点を見いだせれば次の国会以降、前に進む可能性がある。 小泉 進次郎氏(こいずみ・しんじろう)自民党若手議員による「2020年以降の経済社会構想会議」で会長代行を務め、国会改革を柱とする提言をまとめる。その後、超党派会議「『平成のうちに』衆院改革実現会議」を設立し、事務局長に就任。衆院神奈川11区、当選4回。37歳。(2018/08/25-15:37)

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