男女を通じて日本勢初の 快挙を達成――。 テニスの 4大大会・ 全米オープン女子シングルス決勝で、 20歳の 大坂なおみ選手(日清食品)が初優勝を果たした。 国内の ファンや関係者も試合の 様子に一喜一憂しながらテレ…
男女を通じて日本勢初の快挙を達成――。テニスの4大大会・全米オープン女子シングルス決勝で、20歳の大坂なおみ選手(日清食品)が初優勝を果たした。国内のファンや関係者も試合の様子に一喜一憂しながらテレビに釘付けに。悲願が成し遂げられると、大歓声が上がった。
「やった!」。大坂選手が所属する日清食品本社(東京都新宿区)のイベントホールでは優勝が決まった瞬間、社員ら約150人が総立ちとなり、「なおみ」コールが響き渡った。
9日午前5時ごろから有志で集まった社員らがテレビ観戦を開始。応援のために赤と白のそろいのTシャツを作成し、身にまとって臨んだ。大坂選手は終始優位に試合を展開。好プレーが出るたびに、歓声とメガホンやスティック型の風船を打ち鳴らす音が響いた。
午前3時に起きて試合に備えたという安藤宏基社長は、「快挙だ!いずれやってくれるとは思っていたが、こんなに早いとは。半端じゃない。最高です」
中学、高校、大学時代にソフトテニス部に所属していた佐野正作さん(49)は「すごい、感動した」と興奮気味。勝因については「動じることなくマイペースで試合が出来た。気持ちの強さが上回った」と分析してみせた。最前列で観戦した吉田由香さん(34)も「大坂選手は終始冷静だった。精神的にも勝ったと思う」と話した。
高校、大学と硬式テニスをしていた佐藤雄介さん(31)は「相手のミスがあったとはいえ、そのチャンスをものにしたのは実力。世界で活躍する大坂さんのような方がいるのは、とても励みになりました」と話した。
東京都渋谷区のスポーツバー「エムスポ渋谷店」では、早朝から約20人のテニスファンが観戦した。
試合前、江戸川区の会社員、杉山陽子さん(31)は「準決勝で勝った後のインタビューが可愛くて、決勝も見たいと思った。試合を楽しむ姿が見たい。一回り年齢が上の選手を倒して、時代を変えてほしい」と期待を込めた。試合が始まると、優位に立った大坂選手と対照的に、相手のセリーナ・ウィリアムズ選手(米)はミスが目立った。港区の歯科医岩田直晃さん(35)は「相手はイライラしているように見える。このままの勢いでいってほしい」を話した。
そして優勝――。観客は一斉に両手を突き上げ、大歓声を上げた。豊島区の会社員田中美穂さん(35)は「会場がブーイングで難しい状況の中でも集中していたように見えた。本当に心が強い。新しい時代の選手という気がする」と興奮気味。日系アメリカ人でアメリカ大使館職員の奥井雄士さん(39)は「アメリカ人にとってセリーナは英雄だが、今日は大坂選手を応援した。日本に新しいスターが生まれてうれしい」と祝福した。
学生時代にテニス部だったという渋谷区の会社員馬田翔永さん(23)は「日本人がグランドスラムを優勝する日が来るとは思っていなかった」と感慨に浸った。「表彰式で日本人とセリーナのツーショットが見られるだけで、テニスファンとして感激。大坂選手は僕より年下で、自分も頑張らなきゃなと思った。優勝が当たり前になるぐらいの選手になってほしい」と話した。(遠藤雄司、根津弥)

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