【シリコンバレー時事】 米電気自動車（ＥＶ）メーカー、 テスラの イーロン・ マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）が、 ツイッターで同社の 非上場化を表明したことをめぐり窮地に立たされている。 米証券取引委員会（ＳＥＣ）は２７日、 虚偽の 情報開示で投資家を欺いたとしてマスク氏を提訴。 上場企業の 経営への 関与禁止も求めており、 テスラの 顔である同氏がトップを退く可能性もある。 「（１株）４２０ドルでテスラの 非上場化を検討している。 資金は確保した」 。 問題の ツイートはマスク氏が８月７日に投稿した。 後に撤回したが、 ＳＥＣは価格
【シリコンバレー時事】米電気自動車（ＥＶ）メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者（ＣＥＯ）が、ツイッターで同社の非上場化を表明したことをめぐり窮地に立たされている。米証券取引委員会（ＳＥＣ）は２７日、虚偽の情報開示で投資家を欺いたとしてマスク氏を提訴。上場企業の経営への関与禁止も求めており、テスラの顔である同氏がトップを退く可能性もある。 「（１株）４２０ドルでテスラの非上場化を検討している。資金は確保した」。問題のツイートはマスク氏が８月７日に投稿した。後に撤回したが、ＳＥＣは価格を含めて資金の出し手と合意した事実はなかったと判断。「市場を混乱させ、投資家に損害を与えた」と非難した。 マスク氏は若くして起業家として成功。 ＥＶで先頭を走るテスラのほか、宇宙企業スペースＸのかじ取りもこなし、「間違いなく天才」（親交のある経営者）と評される。 一方で、高過ぎる目標を掲げては達成を先送りするケースも多い。今回のツイートも、テスラ初の普及価格帯セダン「モデル３」の量産が大幅に遅れていたことが背景にある。株式市場ではテスラ株が売り込まれ、マスク氏はいら立ちを隠せなかった。（2018/09/28-16:56）
