非常に強い台風21号の 影響で、 鉄道各社が４日午前から新幹線を含む列車の 運行を順次見合わせるなど近畿や中国、 四国地方の 交通網を中心に大きな乱れが生じた。 空の 便でも欠航が相次ぎ、 影響は広範囲に及びそうだ。 台風21号の 接近…
非常に強い台風21号の影響で、鉄道各社が４日午前から新幹線を含む列車の運行を順次見合わせるなど近畿や中国、四国地方の交通網を中心に大きな乱れが生じた。空の便でも欠航が相次ぎ、影響は広範囲に及びそうだ。 台風21号の接近で運休の予定を知らせる案内板（３日、ＪＲ大阪駅） 午前10時半時点で、 ＪＲ西日本 は山陽新幹線の新大阪―広島駅間で上下線の運転を見合わせ（三原―広島駅間の臨時列車を除く）、東海道新幹線との直通運転も取りやめた。 ＪＲ東海 は東海道新幹線で本数を減らしての運行を始めた。 ＪＲ西の京阪神地区の在来線は神戸線や阪和線などで順次運転を取りやめ、正午をめどに全線で運行を中止する。 近畿の京阪電気鉄道と 南海電気鉄道 はいずれも正午から全線で運休、近畿日本鉄道は午前11時から全線で運転を見合わせる。阪神電気鉄道と阪急電鉄は本数を減らして運行。 ＪＲ四国は同９時半までに全線で運休した。 空の便では大阪国際（伊丹）空港の発着便を中心に 日本航空 が４日午前７時ごろから計218便、全日本空輸が計289便を欠航する。 高速道路も影響が出そうだ。西日本高速道路（ＮＥＸＣＯ西日本）によると、山陽道の神戸北インターチェンジ（ＩＣ）―備前ＩＣ、名神道の京都南ＩＣ―西宮ＩＣなど近畿、中国、四国の計約30区間を４日午後１時から順次通行止めにする見込み。
