ロシア極東を訪れている安倍総理大臣と同席者を限定した少人数による会談と、 通訳だけを交えた首脳どうしの 会談は、 日本時間の 午…
ロシア極東を訪れている安倍総理大臣と同席者を限定した少人数による会談と、通訳だけを交えた首脳どうしの会談は、日本時間の午後９時すぎに終わりました。 ロシア極東のウラジオストクを訪れている安倍総理大臣は、当初の予定より２時間半遅れて日本時間の10日午後７時半ごろからウラジオストク南部のルースキー島にある大学で、同席者を限定した少人数による会談と、通訳だけを交えたプーチン大統領との日ロ首脳会談に臨みました。 会談は午後９時すぎに終わりました。 会談の冒頭、プーチン大統領は「ロシアと日本の関係は円滑に発展している。防衛当局が連携しているし、人道分野における関係が発展している。また貿易額が増加している」と述べ、両国の経済関係が発展していることを歓迎する考えを示しました。 これに対し安倍総理大臣は「きょうは順調に進んでいる経済の問題、あるいは国際社会のさまざまな課題に、どう両国が協力して取り組んでいくか。そして歴史的な課題である平和条約の問題についてじっくり話し合いをさせて頂きたい」と述べ、北方領土問題を含む平和条約交渉などについて話し合いたいという考えを伝えました。 会談では北方領土での共同経済活動や元島民の自由な往来、それに北朝鮮の非核化などをめぐって意見が交わされたものとみられます。
