アメリカ、 カナダ、 メキシコ3か国によるNAFTA=北米自由貿易協定の 再交渉が合意に達し、 焦点の 自動車分野はアメリカに有利…
アメリカ、カナダ、メキシコ3か国によるNAFTA=北米自由貿易協定の再交渉が合意に達し、焦点の自動車分野はアメリカに有利な内容に見直されました。トランプ大統領は記者会見で、日本と今後、進める交渉でも、自動車に高い関税をかける構えを見せて、譲歩を迫る姿勢をにじませました。 3か国の再交渉は、30日、合意に達し、自動車分野ではメキシコとカナダからアメリカに関税ゼロで輸出できる車の台数に上限が設けられるなどアメリカに有利な内容に見直されました。 合意を受けてトランプ大統領は1日、記者会見し、「関税がなければ、カナダやメキシコと合意に達することはなかっただろう」と述べ、輸入車に高い関税をかけることをちらつかせたことで、メキシコ、カナダから譲歩を勝ち取ったとみずからの交渉戦術をアピールしました。 また今後、日本と行う日米物品貿易協定の交渉についてトランプ大統領は「交渉しないならば、日本の自動車に高い関税をかけると伝えた。そうしたら日本はすぐに協議を始めたいと言ってきた」と述べました。 また「関税がなかったら交渉は始まらなかっただろう」とも述べ、自動車に高い関税をかける強硬な構えを見せて、日本にも譲歩を迫る姿勢をにじませました。