東京証券取引所で9日、 システム障害が発生した。 野村証券やSMBC日興証券などで、 売買の 遅延やインターネット経由の 注文などができなくなった。 証券会社は正常なシステムに切り替える形で対応を進めている。 株式売買システム「アローヘッド」 で7時30分頃に障害が起きた。 アローヘッドと…
東京証券取引所で9日、システム障害が発生した。野村証券やSMBC日興証券などで、売買の遅延やインターネット経由の注文などができなくなった。証券会社は正常なシステムに切り替える形で対応を進めている。 株式売買システム「アローヘッド」で7時30分頃に障害が起きた。アローヘッドと証券会社をつなぐ4つの専用システムのうちの1つで接続ができなくなった。この1つを使っている証券会社では顧客の注文の一部を執行できなくなっている。 SMBC日興は店頭やネット経由での現物株の買い注文を停止していたが、11時過ぎに再開した。野村証券やみずほ証券、東海東京証券などもウェブサイトなどを通じて注文受付の一時停止や遅延などを発表している。 残りの3つのシステムは正常に稼働している。東証は証券会社に障害が発生していないシステムに切り替えるように要請している。岡三証券はシステムの切り替えによって注文が正常化したとしている。
