Home Japan Japan — in Japanese 死者は先頭3両に集中 台湾脱線事故、蔡総統が現地入り

死者は先頭3両に集中 台湾脱線事故、蔡総統が現地入り

74
0
SHARE

台湾東部の 宜蘭(イーラン)県で21日夕に起きた台湾鉄道の 特急列車「プユマ号」 の 脱線事故で、 死者の 多くは先頭から3両目までに集中していたことが分かった。 台湾当局は22日朝までに、 少なくとも18人が死亡…
台湾東部の宜蘭(イーラン)県で21日夕に起きた台湾鉄道の特急列車「プユマ号」の脱線事故で、死者の多くは先頭から3両目までに集中していたことが分かった。台湾当局は22日朝までに、少なくとも18人が死亡、187人が負傷したと発表した。現場では夜を徹して救助活動が続けられた。事態を重く見た蔡英文(ツァイインウェン)総統も22日朝、現地に入った。
乗客は366人。台湾鉄道は当初、死者を22人と発表したが、その後、消防当局が18人に修正した。死者のなかには、韓国で英語スピーチ大会に参加し、台東市に帰る途中だった中学校の生徒3人と教師2人や、結婚式から帰る途中の親族8人も含まれるという。
脱線現場は、宜蘭県蘇澳地区にある新馬駅にかかる右カーブ。列車は全8両が脱線してジグザグ状になり、そのうち5両は横転した。車両は日本製だった。
台湾紙・聯合報(電子版)などによると、死者は先頭車両の8号車内で6人、7号車付近の外で7人、6号車付近の外で2人見つかった。車外で見つかった人たちは、脱線の衝撃で車外に飛び出したと消防当局はみている。
また、台湾鉄道当局者は22日、事故発生前に、運転士が緊急ブレーキをかけていたことや、電力が不安定になっていると訴えていたことを明らかにした。事故原因と関係しているかは分からないとしている。
蔡氏は22日午前6時(日本時間同7時)ごろ、現場に到着。台湾鉄道幹部から状況の報告を受けた後、「関係当局には早急に原因を究明してもらいたい。ともに、この難関を乗り越えよう」と語った。
日本台湾交流協会台北事務所(大使館に相当)によると、日本人が事故に巻き込まれたという情報はないという。(宜蘭〈台湾東部〉= 西本秀 )

Continue reading...