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記者行方不明問題、サウジ領事館捜索許可を要請 トルコ

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サウジアラビア国籍の 著名ジャーナリストがトルコ・ イスタンブールの サウジ総領事館に入館後に行方不明になった問題で、 トルコ政府は8日までに総領事館の 捜索許可をサウジ政府に要請した。 ロイター通信などによる…
サウジアラビア国籍の著名ジャーナリストがトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館に入館後に行方不明になった問題で、トルコ政府は8日までに総領事館の捜索許可をサウジ政府に要請した。ロイター通信などによると、トルコの捜査当局はジャーナリストは総領事館内で殺害されたとみているが、サウジ政府は殺害を全面的に否定しており、両国の外交問題に発展する恐れが高まっている。
行方不明になっているのは、サウジ国籍のジャマル・カショギ氏。今月2日、結婚手続きのためにイスタンブールにあるサウジ総領事館に入ったまま行方不明になった。トルコ外務省は7日、駐トルコのサウジ大使を呼んで、捜査への協力を求めた。
ロイター通信などによると、カショギ氏は総領事館内で殺害され、遺体は館外に運び出されたとトルコの捜査当局はみているという。エルドアン大統領は7日、「結論が出たらすぐに世界と共有する」と述べた。
サウジ総領事館前では8日、カショギ氏の友人やジャーナリストら約20人がサウジ政府への抗議活動を行った。2011年にノーベル平和賞を受賞したイエメン人の人権活動家タワックル・カルマンさんは「殺害が事実なら恐ろしい犯罪だ。国際社会は協力して立ち向かうべきだ。サウジ国内でもムハンマド皇太子のやり方に反対する市民に起きていることだ」と訴えた。
カショギ氏は米国を拠点にワシントン・ポストなどの米メディアに寄稿し、イエメン内戦へのサウジの軍事介入や、ムハンマド皇太子がサウジで主導する経済・社会制度改革を批判していた。(イスタンブール=其山史晃)

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