インドネシアの バリ島で行われていたＧ20＝主要20か国の 財務相・ 中央銀行総裁会議に出席していた麻生副総理兼財務大臣は、 先…
インドネシアのバリ島で行われていたＧ20＝主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議に出席していた麻生副総理兼財務大臣は、先月、インドネシアのスラウェシ島で起きた地震と津波で大きな被害を受けた地域の復興支援に日本が協力することを明らかにしました。 インドネシアの国家防災庁によりますと、先月28日にインドネシアのスラウェシ島で発生した地震と津波では、死者が2090人、避難生活を送っている人は８万人を超えています。 被災地では、地震の揺れや津波、そして液状化によって甚大な被害が出ているほか、大量のがれきや土砂に覆われた地域が広い範囲に及んでいて、復興にも長い時間がかかる見通しです。 こうした中、インドネシアのバリ島で行われていたＧ20の財務相・中央銀行総裁会議に出席していた麻生副総理兼財務大臣は、12日の記者会見で、「今後重要である被災した地域の復旧・復興のため、早期にＪＩＣＡ＝国際協力機構の調査ミッションを派遣する用意がある」と述べて、スラウェシ島で起きた地震と津波で大きな被害を受けた地域の復興支援に、日本が協力することを明らかにしました。 そのうえで、「日本の知見・技術を活用して、ソフト・ハード両面ともにインドネシア全体の災害対策の能力向上を支援したい」と述べて、被災地だけでなく、インドネシア全体の災害対策の強化に日本が貢献したいという考えを示しました。
