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日経平均は大幅続落、海外勢の売りに押される 下げ幅は一時400円超す

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[東京 28日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は大幅に続落した。 前日の 米国株安の 流れを引き継ぎ、 朝方から幅広い業種で売りが先行。 為替がやや円高に振れたことも下押し圧力となった。 国内外の 景気減速懸念に加え、 欧州連合(EU)離…
[東京 28日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は大幅に続落した。前日の米国株安の流れを引き継ぎ、朝方から幅広い業種で売りが先行。為替がやや円高に振れたことも下押し圧力となった。国内外の景気減速懸念に加え、欧州連合(EU)離脱を巡る英議会の混迷や新興国通貨安などもリスク要因として意識され、海外勢とみられる売りが断続的に出た。下げ幅は一時400円超に拡大。大引けは若干下げ渋ったが、戻りは限定的だった。
TOPIXは1.66%安で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆2696億円だった。セクター別では、東証33業種のうち空運を除く32業種が値下がり。石油・石炭、海運、倉庫・運輸などが値下がり率上位に入った。医薬品、陸運、食料品、小売など内需・ディフェンシブ関連も軟調だった。
市場では「国会で消費増税対策が盛り込まれた予算案が成立したことで消費増益延期観測が後退し、日本の景気の先行きを懸念した海外勢の売りを誘った面もある。4月は海外勢が買い越すアノマリーもあるが、足元では買わない理由に事欠かない」(アイザワ証券日本株ストラテジストの清水三津雄氏)との声が出ていた。
個別銘柄では、群馬銀行 が続落した。27日に発表した2019年3月期業績予想の下方修正を嫌気した。大口先の突発破綻や債務者区分のランクダウンにより、与信費用が予想を上回る見込みという。半面、神戸物産 は高い。27日に発表した2月の月次業績(単体)で、売上高が前年比10.2%増と順調だったことを好感した。新店効果に加え、「ブラジル産鶏もも正肉」「タピオカドリンク(ミルクティー)」をはじめとした直輸入商品の出荷が好調だった。
東証1部の騰落数は、値上がり229銘柄に対し、値下がりが1878銘柄、変わらずが31銘柄だった。
日経平均
終値 21033.

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