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東京オリンピック 日本のメダリストの“言葉”

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史上初めて1年の延期を経て開かれている東京オリンピック。
これまでメダルを獲得した日本選手たちの“言葉”を集めました。
(※7月31日午後2時現在)
“突破口はあると思っていた”
フェンシングの男子エペ団体。日本は、世界ランキング1位のフランスなどを破って勝ち上がり、決勝ではロシアオリンピック委員会に勝ってフェンシングで日本初の金メダルを獲得しました。
見延和靖選手
「数年前までは『日本が最も勝てない』と言われてきたが、そんなことはない、必ず突破口はあると思っていた」
山田優選手
「個人戦で悔しい思いをした分、団体戦ではみんなと自分を信じて頑張れば結果はついてくると思っていた」

史上初めて1年の延期を経て開かれている東京オリンピック。 これまでメダルを獲得した日本選手たちの“言葉”を集めました。 (※7月31日午後2時現在) “突破口はあると思っていた” フェンシングの男子エペ団体。日本は、世界ランキング1位のフランスなどを破って勝ち上がり、決勝ではロシアオリンピック委員会に勝ってフェンシングで日本初の金メダルを獲得しました。 見延和靖選手 「数年前までは『日本が最も勝てない』と言われてきたが、そんなことはない、必ず突破口はあると思っていた」 山田優選手 「個人戦で悔しい思いをした分、団体戦ではみんなと自分を信じて頑張れば結果はついてくると思っていた」 加納虹輝選手 「先輩たちがつないでくれたリードだったので、必ず守り切って金メダルをとるという強い気持ちを持って戦った」 宇山賢選手 「決勝は何も考えずに自分の今までのフェンシングのすべてをぶつけようと挑んだ。振り返っても悔いはないです」 “絶対負けないという気持ちだった” 柔道女子78キロを超えるクラスで金メダルを獲得した素根輝選手。身長1メートル60センチ余りですが、大きな相手との対戦が続く中でも圧倒的な稽古量で培った自分の柔道を貫きました。 素根輝選手 「とにかく先に攻めて、絶対負けないという気持ちだった」 「金メダルを目標に必死に頑張ってきた。本当に取ることができてよかった」 “レールをさらに延ばすことができた” バドミントン混合ダブルスで銅メダルを獲得した渡辺勇大選手と東野有紗選手のペア。3位決定戦では世界13位の香港のペアにストレート勝ちし、この種目で日本選手初のメダルを手にしました。 渡辺勇大選手 「東京オリンピックという大きな舞台でメダルを獲得できたことを誇りに思う。先輩が作ってくれたレールをさらに延ばすことができたし、もう少し先のレールを作っていきたい」 東野有紗選手 「つらいこともたくさんあって、勝てない時期もあった。渡辺選手が男子ダブルスでペアを組む遠藤選手も交え、3人で一緒に頑張ってきたので、3人でとったメダルだと思う。渡辺選手に対しては本当にありがとうしかない」 卓球女子シングルスで初のメダルとなる銅メダルを獲得した伊藤美誠選手。3位決定戦で、勝利が決まった瞬間、伊藤選手に笑顔はありませんでした。試合後のインタビューで見せたのは涙。涙の意味を問われると伊藤選手は「悔し涙」だと答えました。 伊藤美誠選手 「最後に勝つことができてよかったが、勝った瞬間も準決勝のことがよみがえってきた。中国選手に全然歯が立たなくてそれがすごく悔しい」 メダルが決まった喜びよりも、同じ20歳で互いにライバルと認め合う中国の孫穎莎選手にストレート負けを喫した準決勝を悔やんでいました。 “きょう一番強い自分を見せずにいつ見せるんだ” 柔道男子100キロ級で金メダルを獲得したウルフアロン選手。韓国の選手との対戦となった決勝は延長戦にもつれ込み、ウルフ選手は大内刈りや内股で攻め続け大内刈りで一本勝ちしました。表彰式ではプレゼンターから受け取りみずから首にかけたメダルを感慨深そうに見つめました。 ウルフアロン選手 「金メダルは、思ったよりも重かったです」 「本当にこのオリンピックに人生をかけていたので、きょう一番強い自分を見せずにいつ見せるんだという気持ちで戦うことができた」 “研究されてもその上をいけるように” 柔道女子78キロ級で金メダルを獲得した濱田尚里選手は決勝までの4試合すべてを寝技で制し『オール一本』勝ち。世界屈指の柔道の“寝技師”は、地道な練習で培った高い技術への自信をのぞかせました。 濱田尚里選手 「研究されてもその上をいけるように練習してきた。きょうは練習を出せたかなと思います」 “今の状態に満足せずにもっと高みを” 体操の男子個人総合で日本に3大会連続の金メダルをもたらした19歳の橋本大輝選手。最後の鉄棒ではG難度の「カッシーナ」など手放し技を次々と成功させ中国の選手を逆転しました。表彰式では笑顔を見せました。 橋本大輝選手 「ここ(表彰式)で涙を流してしまうのは今の状態に満足していることだと思う。チャンピオンは涙を流さずに、常に前だけを見ていると思う。笑ってこの試合を楽しめたのでよかった」 「5年前、自分はオリンピックに出場できるとも思っていなかった。夢が現実になって、金メダルを獲得できた。これからはディフェンディングチャンピオンとしてやっていかなければいけないので、変わらない努力で毎日やっていきたい。3か月後には世界選手権があるので、今の状態に満足せずにもっと高みを目指していきたい」 “自分の信念を崩さず 結果出てよかった” 柔道女子70キロ級で金メダルを獲得した新井千鶴選手。延長戦にもつれた準決勝は絞め技で一本勝ち。16分41秒の激闘を制し、決勝で勝利の瞬間には拳を高く突き上げ笑顔を見せました。 新井千鶴選手 「準決勝の相手は簡単には投げられないなと思いましたし、受けもすごくうまい選手なのでなかなか決め所がないなと思っていました。長期戦になっても気持ちでは下がらないように、そういう気持ちで臨みました」 「何度もくじけそうになったのですが、自分の信念を崩さずにここまでやってきて、結果が出てよかったです」 “勝っても負けても何も後悔がないと言えるよう” 競泳の大橋悠依選手は女子400m個人メドレーに続き200メートル個人メドレーも制し今大会2つ目の金メダルを獲得。レースの終盤、自由形は激しい競り合いになりましたが、タッチの差でかわし日本の女子選手で夏のオリンピックで初めて1つの大会で2つの金メダルを獲得しました。 大橋悠依選手 「正直すごい接戦になると思っていて、その中で金メダルはどうかと思っていたが、なんとかふんばれた。最後は勝っても負けても何も後悔がないと言えるように泳いでいて、それがよかったかなと思います。女子で2冠は初めてなのでうれしいです」 “緊張していたが楽しむことが大事” 競泳男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得した19歳の本多灯選手。決勝では、序盤から積極的な泳ぎを見せてトップ争いに加わり最後のターンを4位で折り返し、そのまま自己ベスト更新する会心の泳ぎで銀メダルを獲得しました。 本多灯選手 「緊張していたが、楽しむことが大事だと思っていたので、入場から誰よりも楽しそうにやりきりました。この種目で日本のメダルを途切れさせないようにしたかったので、本当によかったです」 “諦めなければ夢はかなう” 13年前の北京大会から3大会ぶりに復活したソフトボール。日本代表は決勝でアメリカに2対0で勝って、金メダルを獲得しました。エースの上野由岐子投手は今大会、7日間で4試合に先発。合わせて389球を投じ、大黒柱としてチームを引っ張りました。 上野由岐子投手 「13年という年月を経て、最後まで諦めなければ夢はかなう、ということを、たくさんの方々に伝えられたと思う。ソフトボールはまた次回からなくなってしまうが、また、諦めることなく前に進んでいけたらと思う」 “気持ちで折れず最後まで攻め抜く” 柔道の男子81キロ級で金メダルを獲得した永瀬貴規選手。今大会は5試合のうち4試合で延長戦となりましたが、粘り強く戦って勝ち抜いて金メダルを獲得しました。 永瀬貴規選手 「前回のリオデジャネイロオリンピックで悔しい思いをして、それから5年間、つらい時間のほうが多かったが、このためにやってきてよかったです」 「僕の長所は、気持ちで折れずに最後まで攻め抜く姿勢だと思っている。今大会、それが生かせてよかったと思います」 “メダルはすごく重かった” ウエイトリフティングの女子59キロ級で銅メダルを獲得した安藤美希子選手。2大会連続出場の28歳は、初出場だった前回リオ大会は5位。今大会で後半の「ジャーク」で最後の3回目に120キロを成功させた直後は、メダル獲得を確信し感極まった様子で両膝と額をステージにつけてしばらくうずくまりました。 安藤美希子選手 「前回のリオデジャネイロ大会の試合後に、今回金メダルを獲得した台湾の郭選手に銅メダルをかけてもらい、次は自分が取ろうと思ったことを思い出した。メダルはすごく重かった」 “自分自身にチャンスを与えられず悔しい” 新競技のサーフィンで銀メダルを獲得した男子の五十嵐カノア選手。「チャンピオンシップツアー」でランキング2位のブラジル選手との対戦となった決勝は大きくリードをされたまま終盤へ。いい波を待ち続けましたが、華麗な技を決められず、目標の金メダルにあと一歩、届きませんでした。 五十嵐カノア選手 「技が決められるような波に乗っていなかった。準備ができていても波に乗らなければ点数が出ない。自分自身にチャンスを与えられなかったことが悔しい。結果は目標に近いけど目標としていたものではない。決勝まできたので金メダルがとりたかった」 “つらい時も頑張ってきた それが結果につながった” 新競技のサーフィン女子で銅メダルを獲得した20歳の都筑有夢路選手。3位決定戦は台風が接近する中で、前日までに比べ波が高くうねりもあるハードなコンディション。それでも「出場選手の中では日本の台風の波をいちばん知っている」と、前向きにとらえスピードのあるライディングを決めました。 都筑有夢路選手 「台風は何度も経験してきて、厳しいコンディションでも、今までつらい時も頑張ってきたのでそれが結果につながったと思う」 「自分がメダルを獲得したことでサーフィンが日本中の人に知ってもらえたらうれしい」 “27年越しの夢をかなえることができた” 卓球の新種目、混合ダブルスで日本卓球で初の金メダルを獲得した水谷隼選手と伊藤美誠選手のペア。中国のペアとの対戦となった決勝は、ゲームカウント3対3で迎えた最終第7ゲームでいきなり8連続ポイントを奪うなど積極的な仕掛けを見せて金メダルにつなげました。 水谷隼選手 「中国には今までオリンピックでも世界選手権でも何度も何度も負けてきたが、東京オリンピックで今までのすべてのリベンジができた。卓球を始めた頃からこの金メダルを目標にずっとやってきたので、27年越しの夢をかなえることができて本当に幸せだ」 伊藤美誠選手 「ゲームカウントが3対3になって最初から思い切って最後まで1本ずつ取ろうという気持ちでいけた。自分たちのペースだったと思う。最後まで諦めずにできたので楽しかった」 “0.

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