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旭川中2自殺は「いじめが主原因の可能性高い」 市の再調査委員会

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北海道旭川市で2021年3月、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩(さあや)さん(当時14)が公園で凍死体で見つかった問題で、市の再調査委員会(尾木直樹委員長)は30日、市教委の第三者委が「不明」とし…
北海道旭川市で 、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩(さあや)さん(当時14)が公園で凍死体で見つかった問題で、市の再調査委員会(尾木直樹委員長)は 、市教委の第三者委が「不明」としていた自殺との因果関係について、「いじめ被害が生徒の自殺の主たる原因であった可能性は高く、いじめ被害が存在しなければ、生徒の自殺は起こらなかった」との調査結果を明らかにした。
市教委の第三者委は調査報告書で「凍死は自殺」としたが、自殺に至る要因は、いじめ以外にも学校での不適応、孤独感など多岐にわたり、因果関係を特定できなかったことから「不明」としていた。
広瀬さんは の中学入学直後からいじめを受け、 に市内の川に入り自殺を図った。入院した広瀬さんは転校し、その後不登校になった。 に失踪し、 に凍死体で発見された。
再調査委は、広瀬さんのSNSに、いじめの被害が長期にわたって繰り返し投稿され、恐怖、死についても言及されていることに注目。「いじめ被害が過去のものとはならず、継続して生徒を苦しめ、死にたいという思いが何度も湧き出る中で、死を決意させたと判断することは困難ではない」とした。
生徒がいじめに起因する心的外傷後ストレス症(PTSD)を発症していたといい、自殺に至るまで、症状が軽減することはなかったとしている。
報告書は、学校と市教委の対応の問題点についても触れた。広瀬さんが自殺未遂を図った後に転校した中学校には、いじめについての引き継ぎはおこなわれず、転校先で考慮されることはなかった。市教委も広瀬さんの発達性の病気については助言したが、いじめによるPTSDについては「評価されなかった」と批判した。(奈良山雅俊)
< > 広瀬爽彩(さあや)さんが北海道旭川市立中学校に入学
<4~ > 上級生から性的ないじめを受けるようになり、未明に呼び出されたり、菓子などをおごらされたりする
< > 市内の川へ入り自殺を図る
<8~ > 市教委と学校が設けた「謝罪の場」で生徒らが母親に謝罪
< > 道教委が市教委に、いじめの疑いがあると考え対応するよう求める。しかし市教委はそれ以上調査せず
< > 広瀬さんがツイッターの匿名アカウントでいじめを受けていたと投稿
< > 自宅を出た後、行方不明に
< > 凍死体で発見
< > 文春オンラインが報道。市総合教育会議が、いじめの疑いのある重大事態として調査を市教委に求める
< > 市教委の第三者委員会が調査開始
< > 遺族の代理人弁護士が母親の手記と広瀬さんの名前を公表
< > 第三者委が中間報告で6項目のいじめを認定。 に概要を公表
< > 第三者委が最終報告書を公表。自殺といじめの因果関係は「不明」とした。遺族側が再調査を求める。旭川市長が市長直属で再調査を行うと表明
< > 市が教育評論家の尾木直樹氏ら5人に再調査委員を委嘱、東京で初会合
< > 黒塗りなしの報告書が流出しているとの情報。10~ に市教委が調査したが、「事実を確認できず」
< > 報告書の「たたき台」とみられる黒塗りなしの文書がネットに流出。市教委が削除要請など対応に追われる
< > 再調査委員会が調査終了を報告

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