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岩手山 噴火警戒レベル「2」に初めて引き上げ 噴火発生おそれ

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仙台管区気象台は、岩手県の岩手山で火山活動が高まり、今後、噴火が発生するおそれがあるとして、2日午後、火口周辺警報を発表…
仙台管区気象台は、岩手県の岩手山で火山活動が高まり、今後、噴火が発生するおそれがあるとして、 午後、火口周辺警報を発表して噴火警戒レベルを「2」に引き上げました。
岩手山の噴火警戒レベルが「2」になるのは初めてで、これを受けて地元の自治体は、登山道を閉鎖して入山規制を始めました。
岩手山では、ことし ごろから山の膨張を示すと考えられる地殻変動が観測されていて、 の衛星による観測でも岩手山西側の大地獄谷周辺で、ごく浅いところの膨張を示すと考えられる変化が確認されたということです。
このため仙台管区気象台は岩手山で火山活動が高まっていて、今後、噴火が発生するおそれがあるとして、 午後 、火口周辺警報を発表して噴火警戒レベルを「1」から「火口周辺規制」を示す「2」に引き上げました。
そのうえで岩手山西側の火口から、おおむね2キロの範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。
岩手山の噴火警戒レベルが「2」になるのは、噴火警戒レベルの運用が始まった 以降、初めてです。
これを受けて、地元の滝沢市、八幡平市、それに雫石町の3つの自治体は、登山道に避難する場所がないことから、事前に協議していたとおりに、登山道の入り口に看板を設置したり、入り口をロープでふさいだりして入山規制を始めました。
このうち雫石町の担当者は「登山者の安全を守るための入山規制だとご理解いただきたい。噴火は予想できない災害なので、ハザードマップを確認するなど、備えを進めてほしい」と話していました。
また、滝沢市の担当者は「入山規制という形になるが、その分は、ふもとなどで観光していただけるとありがたい」と話していました。
岩手山は、盛岡市の中心部から北西に20キロほど離れた標高2038メートルの活火山で、「西岩手」と「東岩手」の2つの火山からなります。
山頂にかけては複数の登山道があり、夏から秋を中心に、多くの登山者が訪れます。
周辺のふもとには「八幡平」と呼ばれる高原が広がり、スキー場や宿泊施設、キャンプ場や温泉が点在していて、観光地としても知られています。 には ふもとで震度6弱の揺れ観測
岩手山では を最後に噴火は起きていませんが、 から ごろにかけて、火山性地震がたびたび増加し、山の膨張を示す地殻変動が観測されたほか、噴気活動も活発になりました。
特に には地殻変動や急激な火山性地震の増加に加え、ふもとでマグニチュード6.

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