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【そもそも解説】南海トラフ地震の被害想定、目的や経緯は?

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内閣府の有識者検討会は31日、約10年ぶりに南海トラフ巨大地震の被害想定を見直し、公表しました。どのような経緯や狙いで発表されたのでしょうか。 Q 被害想定の目的は。 A 南海トラフ地震は静岡県から…
内閣府の有識者検討会は 、約10年ぶりに南海トラフ巨大地震の被害想定を見直し、公表しました。どのような経緯や狙いで発表されたのでしょうか。
Q 被害想定の目的は。
A 南海トラフ地震は静岡県から宮崎県沖を震源域として、今後30年以内に80%程度の確率で発生するとされる。中京・京阪神の都市圏を含む広い範囲で強い揺れと巨大津波が予想され、被害想定を通して、行政や住民に防災対策を促し、被害を軽減する狙いがある。
Q 議論の経緯は。
A 政府の中央防災会議は 、初の被害想定を公表した。当時は宝永地震( )など過去の地震を参考にしたため、死者数は約2万5千人だった。
しかし、11年の東日本大震災では想定を大きく上回る規模の地震が発生した。政府は反省を踏まえ、発生頻度が低いとしても、最新の知見から「最大クラスの地震・津波」を前提に、南海トラフ地震の被害想定の見直しを進めた。
そして12年、東日本大震災の1.

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