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姜尚中さんが米朝首脳会談で講演

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政治学者の 姜尚中(カン・ サンジュン)・ 東京大名誉教授が12日、 名古屋市中村区の ホテルで開かれたミッドランド毎日フォーラム(毎日新聞社主催)で米朝首脳会談について講演した。 姜氏は「会談は朝鮮戦争の 終わりの 始まり。 日本にとっても大きな意味を持つ」 と話した。
政治学者の姜尚中(カン・サンジュン)・東京大名誉教授が12日、名古屋市中村区のホテルで開かれたミッドランド毎日フォーラム(毎日新聞社主催)で米朝首脳会談について講演した。姜氏は「会談は朝鮮戦争の終わりの始まり。日本にとっても大きな意味を持つ」と話した。
姜氏は「戦争が終結し朝鮮半島の非核化が実現すれば、米韓の軍縮が進む」と指摘し、日本の安全保障体制にも大きな影響があるとの見方を示した。金正恩朝鮮労働党委員長が中国や韓国との首脳会談を経て米朝会談に臨んだことは「(終戦の)一線を越えるため、戦略的に慎重だった」と解説した。北朝鮮国内の体制にも触れ「金委員長が長期間留守にしてもクーデターが起きない。かなり盤石な体制を築いているのだろう」と分析した。
一方、日本の存在感に関して「歴史認識問題などの影響で、日中韓サミットが長年稼働していなかったつけが回ってきている。東アジアへの影響力がないと米中韓からリスペクト(尊敬)されない」と危機感を示した。
拉致問題については「米国頼みは違和感がある。日朝2国間の交渉で解決すべきだ」と述べ、「日中韓サミットに金委員長を招き、4カ国で話す場を設けてもいいのでは」と考えを語った。【野村阿悠子】

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