ロシアワールドカップ決勝トーナメント１回戦（２日＝日本時間３日、 日本２－３ベルギー、 ロストフナドヌー）自身の Ｗ杯初ゴールが、 日本に勇気をもたらした。 後半３分、 …
ロシアワールドカップ決勝トーナメント１回戦（２日＝日本時間３日、日本２－３ベルギー、ロストフナドヌー）自身のＷ杯初ゴールが、日本に勇気をもたらした。後半３分、右サイドを突破したＭＦ原口は一瞬、中に切り返すと見せかけて相手の動きを止め、ゴール左へ狙いすましたシュートを突き刺した。
「岳（柴崎）からいいボールが来た。狙い通りの形で点を取れた。自分としては、一歩前へ進めた感じがする」
仲間の待つベンチへと駆け寄り、もみくちゃにされた背番号８。日本が３度目の決勝トーナメントで決めた、記念すべき初ゴールだった。
夢にまで見た初舞台で結果を出した。埼玉・熊谷で地元の江南南サッカー少年団に所属。６年間で約１０００試合に出場し、通算２０００得点以上を決めた。父の原口一氏（５７）は「１０００試合のうち、負けたのは２、３試合。泣きながらゴールを決めたこともあった」。ゴールへの執念が、原口の原点だ。
２７歳で初めて挑んだ大舞台。来季はブンデスリーガ・ハノーバーへの移籍が決まっている。「終わったのは悔しいが、全てを出し切れた。質を上げて、４年後はもう一回チャレンジしたい」とリベンジを誓った。
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