安倍晋三首相は１４日、 首相官邸で開いた西日本豪雨の 非常災害対策本部会議で、 今回の 豪雨を「特定非常災害」 に指定すると表明した。 同日の 持ち回り閣議で決定した。 特定非…
安倍晋三首相は１４日、首相官邸で開いた西日本豪雨の非常災害対策本部会議で、今回の豪雨を「特定非常災害」に指定すると表明した。同日の持ち回り閣議で決定した。特定非常災害の指定は東日本大震災や熊本地震など過去４件あるが、豪雨での適用は初めて。被災地を中心に運転免許証の有効期限延長など手続きの特例を受けることができる。首相は特定非常災害について「被災者の権利を守るため指定する」と強調した。
閣議決定を受け、政府は政令を公布・施行した。運転免許証のような許認可の更新手続きの有効期限は、最大今年１１月３０日まで延長が可能で、今後、各省庁が延長期間や対象地域を検討する。薬局の休廃止など履行期限のある届け出は、被災地以外で避難生活を送るケースも想定し、全国で今年９月２８日まで履行すれば行政上または刑事上の責任は問われない。
