新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家会合が開かれ、オミクロン株について「感染の拡大が懸念されている」としたうえで、海外への渡航歴がある感染者に対する詳しい遺伝子検査などの強化が必要だと強調しました。
また、直近1週間の感染者数が前の週に比べて増加しているとして「下げ止まりが懸念される」と指摘しました。
専門家会合は、オミクロン株についてア …
新型コロナウイルス対策について助言する厚生労働省の専門家会合が開かれ、オミクロン株について「感染の拡大が懸念されている」としたうえで、海外への渡航歴がある感染者に対する詳しい遺伝子検査などの強化が必要だと強調しました。 また、直近1週間の感染者数が前の週に比べて増加しているとして「下げ止まりが懸念される」と指摘しました。 専門家会合は、オミクロン株についてアメリカやヨーロッパなどでも確認されていて、感染力の強さのほか、ワクチンや治療薬の効果への影響が懸念されているほか、感染した場合の重症度についても十分な知見が得られておらずWHO=世界保健機関や各国からの情報の収集や分析が必要だとしています。 そして、日本でも検疫で確認されたことから、水際でオミクロン株の対策を重点的に行うことに加えて、国内でも新型コロナウイルスの感染が確認されたすべての人に対して変異ウイルスかどうか調べるPCR検査を行うことや、特に海外への渡航歴がある感染者について詳しい遺伝子解析を行うことなどが必要だと指摘しました。 また、新型コロナの新規感染者数が去年の夏以降で最も低い水準が続く一方、直近1週間の感染者数は前の週と比べて1.