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米下院、ウクライナ支援の法案を可決 9兆円規模

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北大西洋条約機構(NATO)は19日、NATO・ウクライナ理事会を開き、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援の強化で合意しました。ストルテンベルグ事務総長は、地対空ミサイル「パトリオット」も含…
北大西洋条約機構(NATO)は 、NATO・ウクライナ理事会を開き、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援の強化で合意しました。ストルテンベルグ事務総長は、地対空ミサイル「パトリオット」も含めた新たな支援ができるとわかったとし、「近いうちに新たな支援策を発表する」としています。
 一方、ウクライナメディア「ウクライナ・プラウダ」は 、同国の国防省情報局や軍特務部隊などが、ロシア西部や南西部のエネルギー施設にドローン(無人機)で攻撃を仕掛けたと報じました。標的は軍需産業にエネルギーを供給する施設で、少なくとも三つの変電所を破壊し、燃料保管庫を炎上させたとしています。攻撃が集中したとされたベルゴロド州の知事は、住民2人が死亡したとSNSに投稿しました。
(タイムスタンプは日本時間、括弧内は現地時間)
 ロシア国営ノーボスチ通信によると、同国のペスコフ大統領報道官は 、米下院がウクライナ支援法案を可決させたことについて、「米国を金持ちにし、ウクライナをさらに堕落させるものだ」と述べた。ウクライナのゼレンスキー政権にも触れ、「キエフ(キーウ)体制のせいで死亡するウクライナ人を増やす」とも話した。
 米下院がウクライナ支援の法案を可決したことについて、ウクライナのゼレンスキー大統領は 夜、SNSやビデオ演説で「命を救う決定だ」と述べ、米国に謝意を示した。
 ゼレンスキー氏は、ジョンソン米下院議長の名前を挙げて感謝。「米国は( に)この戦争が始まった最初期からリーダーシップを見せてくれた」とし、「米国の支援をいかしてウクライナ、米国双方を強くし、戦争を正当な終結に近づける」と誓った。
 ウクライナにとって法案の可決は「長らく待ち望んでいた決定」(ゼレンスキー氏)。シュミハリ首相は今月 、英公共放送BBCのインタビューに対し、支援が滞った場合は国際的な安全保障システムがむしばまれ、「最終的には第3次大戦につながる可能性がある」と語っていた。
バイデン米大統領は 、米下院がウクライナ支援を含む法案を可決したことを受けて「世界の舞台における米国のリーダーシップの力について明確なメッセージを送った」と歓迎する声明を出した。
 バイデン氏は声明で「ジョンソン下院議長、ジェフリーズ院内総務、そしてわが国の安全保障を最優先することに賛成した超党派の下院議員に感謝したい」と述べた。「ウクライナの戦場における緊急のニーズに応えるため、武器と装備を迅速に送ることができるようにする」として、上院に早期の可決を求めた。
 米下院は 、数カ月にわたり停滞していたウクライナ支援のための法案を超党派の賛成で可決した。一部の強硬派による反対で膠着(こうちゃく)状態だったが、支援を求める国内外からの圧力もあり合意に至った。弾薬不足で苦戦するウクライナ軍にとって、待望だった米国からの巨額支援が再び動き出すことになる。
 法案はウクライナ支援に約610億ドル(約9.

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