【エルサレム時事】トルコ最大都市イスタンブールのナイトクラブで1日に起きた銃乱射テロで、当局は3日、逃走中の実行犯の行方を追う大規模捜査を継続した。事件をめぐっては、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したが、ロイター通信などによると、当局は実行犯について、シリアで戦闘経験を積んだ可能性があるとみて調べている。
〔写真特集〕トルコのナイトクラブで乱射
高級ナイトクラブ「レイナ」で起きた今回の事件では、新年を祝うため集まった人々が狙われ、少なくとも外国人27人を含む39人が死亡した。 当局は実行犯とされる男の顔写真や動画も公開。一部報道によると、実行犯はキルギス出身の20代の男とみられ、妻と子供を連れてトルコに移住し、中部コンヤ県にしばらく滞在していた。AFP通信によると、当局は3日、イスタンブールのアタチュルク国際空港で外国人2人を拘束、事件に関連して拘束された容疑者は計16人になった。 クルトゥルムシュ副首相は2日、事件はトルコがシリアで進めている軍事作戦への報復だとの見方を示し、「テロリストの指紋や基本的な外見に関する情報が見つかった。男を特定する作業が速やかに行われるだろう」と述べた。 現場の防犯カメラの映像では、黒っぽい服装の男が自動小銃で、客の上半身を狙って発砲する様子が映っている。地元メディアによると、入店した実行犯は上の階に行って乱射後、下の階に戻って発砲を続け、銃撃は約7分間に及んだ。その後、13分間にわたって台所にとどまり、服を着替えて混乱の中を逃走した。(2017/01/03-22:25)
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