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三浦九段「冤罪だと知ってもらいたい」 復帰戦前に心境

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NewsHub将棋ソフトによる不正を指摘された後、疑いが晴れた三浦弘行九段(42)が7日、13日の復帰戦を前に記者団の取材に応じた。三浦九段は「第三者調査委員会の報告で私がシロだという判定が出たが、その報道を見ていない人もいる。世間一般の方にも冤罪(えんざい)だったと知ってもらいたい」と訴えた。 三浦九段は13日、竜王戦の予選で羽生善治三冠(46)と対戦する。昨年10月、日本将棋連盟から年内の出場停止処分を受けたため、約4カ月ぶりの対局となる。「復帰早々、大変な相手。思い切りぶつかるだけ」と話した。 処分後、「私よりも家族が参ってしまった」と明かし、将棋の研究が一切できなかったと説明。「先週、騒動の後、初めて駒に触った。1週間近くあるので集中して勉強したい」と語った。 対局での自身の指し手がソフトの手と一致していると指摘され、その後処分を受けた一連の騒動を念頭に、「もうこういうことはごめん。(疑われることのないよう)対局前、職員にボディーチェックをしてもらうなどして欲しい」と要望。不正を疑った人たちへの思いを問われると、「怒りよりも、応援してくれたファンや信じてくれた棋士たちに感謝をするのが先だと思う」と話した。処分に伴って自らが被った金銭的な補償については、「弁護士に任せている」と述べた。 取材は東京都渋谷区の将棋会館であった。取材前、6日に就任した将棋連盟の佐藤康光会長(47)、青野照市専務理事(64)と面会し、謝罪を受けたという。(村瀬信也)

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