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北朝鮮ミサイル発射 専門家「同時着弾に意味」

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北朝鮮が7日、 弾道ミサイルを4発同時に発射する映像を放送したことについて、 防衛省情報本部で情報官などを務めた海上自衛隊の 元海将は「4発の 発射…
北朝鮮が7日、弾道ミサイルを4発同時に発射する映像を放送したことについて、防衛省情報本部で情報官などを務めた海上自衛隊の元海将は「4発の発射よりも、同時に着弾させたことに意味がある」と述べ、ミサイル防衛をかき乱す能力があることを示そうとしたと指摘しています。 北朝鮮が放送した映像について、海上自衛隊の元海将で金沢工業大学虎ノ門大学院の伊藤俊幸教授は、「ミサイルの技術として新しいわけではない。今回は4発の発射よりも、同時に着弾させたことに意味がある。同時に着弾させることで、ミサイル防衛をまひさせようとする意思があるのではないか」と述べ、ミサイル防衛をかき乱す能力があることを示そうとしたと指摘しています。 そのうえで、日本のミサイル防衛について「今の日本の能力では、4発なら対応できるが、さまざまな方向からさらに多くのミサイルが同じ場所に迫るとなれば、今の防衛システムを見直す必要が出てくるかもしれない」と述べました。 また、北朝鮮が在日アメリカ軍の攻撃を担う部隊が訓練を行ったと発表したことについては、「在日アメリカ軍を狙う部隊があり、それが訓練を行ったと堂々と言ったのは初めてのことで、正直驚いた。アメリカのトランプ大統領が対話に出てこない中で、『何とか関心を向けさせたい』という思いが強いのではないか」と述べ、アメリカを対話の場に引き出すためのかけ引きとしてミサイルを発射したという見方を示しました。 そして、今後の対応については、「日本としては、自衛隊が24時間態勢で監視を続けることになる」としたうえで、「疑心暗鬼のまま、それぞれが強行にやり取りするだけでは、一切動かない。お互いにこれ以上エスカレーションすることがないよう、対話のパイプを作ることが必要だと思う」と述べました。

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