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北アイルランドの和平実現に貢献 マクギネス前副首相 死去

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イギリスからの 分離の 是非をめぐり、 カトリック系とプロテスタント系、 それぞれの 住民の 対立が続いた北アイルランドで、 和平の 実現に貢献した自治政府…
イギリスからの分離の是非をめぐり、カトリック系とプロテスタント系、それぞれの住民の対立が続いた北アイルランドで、和平の実現に貢献した自治政府のマクギネス前副首相が死去しました。66歳でした。 マーティン・マクギネス氏は、1950年に北アイルランドのロンドンデリーで生まれ、10代でイギリスからの分離を求めて数々のテロ事件を起こしていたカトリック系のIRA=アイルランド共和軍の活動に加わりました。 その後、IRAの政治部門、シン・フェイン党に活動の場を移し、IRAに暴力の放棄を働きかけるなど、1998年の和平合意の実現に貢献しました。そして、かつての敵だったプロテスタント系の政党と連立を組んで自治政府の運営に参加し、2007年には副首相に就任しました。 マクギネス氏は、重い心臓病を患ってことし1月に政界から引退していましたが、21日、地元の病院で家族に見守られながら息を引き取ったということです。 北アイルランドでは、EU=ヨーロッパ連合からイギリスが離脱したあと分離を求めるべきだという声も上がっています。このため、イギリスのメイ首相は「マクギネス氏が抱いていた北アイルランドの未来に対する思いを、私たちは守っていかなければならない」とするコメントを出し、マクギネス氏の遺志を受け継ぎ団結していこうと呼びかけました。

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