WBO=世界ボクシング機構の スーパーフライ級の タイトルマッチが東京都内で行われ、 チャンピオンの 井上尚弥選手が、 アメリカの 選手にノックアウト勝…
WBO=世界ボクシング機構のスーパーフライ級のタイトルマッチが東京都内で行われ、チャンピオンの井上尚弥選手が、アメリカの選手にノックアウト勝ちし、5回目の防衛に成功しました。 WBOのスーパーフライ級チャンピオンで24歳の井上選手は、21日夜、東京の有明コロシアムで5回目の防衛戦に臨み、世界ランキング2位のアメリカのリカルド・ロドリゲス選手の挑戦を受けました。 井上選手は第1ラウンドから鋭く力強い左右の連打で主導権を握り、第2ラウンドには時折構えをサウスポースタイルにスイッチしながら左ストレートも繰り出し、試合を優位に進めました。そして、第3ラウンドの開始30秒すぎに、左フックを顔面に打ち込んで最初のダウンを奪うと、たたみかけるようにカウンターの左フックで2回目のダウンを奪いました。そのまま相手は立ち上がることができず、井上選手は第2ラウンド1分8秒、ノックアウト勝ちで5回目の防衛に成功しました。 井上選手は「勝って当たり前の試合ほど怖いものはないので、気を引き締めていった。こういう結果になってよかったし、ほっとしている。この階級で防衛回数を伸ばしていくのもいいが、もっと階級を上げて強豪選手に臨んでいきたい気持ちもある。もっともっとボクシング界を盛り上げていきたい」と話していました。