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北朝鮮、対米抑止力を確保と過信の恐れ=17年度の防衛白書

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政府は8日、 2017年度版の 防衛白書を公表し、 核・ 弾道ミサイルの 開発を続ける北朝鮮について、 米国に対する抑止力を確保したと過信する恐れがあると指摘した。 白書は、 北朝鮮の 過去5回の 核実験に言及。 「核兵器の 小型化・ 弾頭化の 実現に至っている可能性が考えられる」 とした。 また、 今年7月に発射した弾道ミサイルを「I
[東京 8日 ロイター] – 政府は8日、2017年度版の防衛白書を公表し、核・弾道ミサイルの開発を続ける北朝鮮について、米国に対する抑止力を確保したと過信する恐れがあると指摘した。 白書は、北朝鮮の過去5回の核実験に言及。「核兵器の小型化・弾頭化の実現に至っている可能性が考えられる」とした。また、今年7月に発射した弾道ミサイルを「ICBM(大陸間弾道弾)級」と分析し、「弾道ミサイルの長射程化が懸念される」と指摘した。 そのうえで、「米国に対する戦略的抑止力を確保したと過信・誤認をした場合、地域における軍事的挑発行為の増加・重大化につながる可能性もある」と強い懸念を示した。 中国については、2016年12月に空母「遼寧」が初めて西太平洋へ進出したことに触れ、同国海軍がより遠方で行動できるようになりつつあることを指摘。「日本海における活動も、今後活発化する可能性がある」とした。 (久保信博) 白書は、北朝鮮の過去5回の核実験に言及。「核兵器の小型化・弾頭化の実現に至っている可能性が考えられる」とした。また、今年7月に発射した弾道ミサイルを「ICBM(大陸間弾道弾)級」と分析し、「弾道ミサイルの長射程化が懸念される」と指摘した。 そのうえで、「米国に対する戦略的抑止力を確保したと過信・誤認をした場合、地域における軍事的挑発行為の増加・重大化につながる可能性もある」と強い懸念を示した。 中国については、2016年12月に空母「遼寧」が初めて西太平洋へ進出したことに触れ、同国海軍がより遠方で行動できるようになりつつあることを指摘。「日本海における活動も、今後活発化する可能性がある」とした。 (久保信博)

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