群馬県上野村でヘリコプターが墜落して炎上し、 4人が死亡した事故で、 機体の 後部にあるプロペラを回す「テールローター」 という部品が機体から外れて…
群馬県上野村でヘリコプターが墜落して炎上し、4人が死亡した事故で、機体の後部にあるプロペラを回す「テールローター」という部品が機体から外れて現場近くで見つかっていたことが、国の運輸安全委員会の調査でわかりました。墜落の直前に部品が脱落したという目撃証言もあり、運輸安全委員会は、部品の破損が事故につながったのかどうか調べています。 8日午後2時半ごろ、群馬県上野村でヘリコプターが墜落して炎上し、乗っていた4人が死亡しました。 警察は、ヘリコプターを運航していた「東邦航空」の機長の北川一郎さん(60)といずれも整備士の杉山勝彦さん(50)、瀧澤俊太さん(27)、池田裕太さん(22)と見て確認を進めています。 9日、警察や国の運輸安全委員会が現場での検証や事故調査を行いましたが、運輸安全委員会によりますと、墜落現場から数十メートル南東の川の対岸で、機体の後部にあるプロペラを回す「テールローター」と呼ばれる部品が、機体から外れて見つかっていたことがわかりました。 また、事故を目撃した複数の住民は、墜落の前に低空飛行していた機体から部品が脱落して飛び散るのを見たなどと証言していて、運輸安全委員会は、テールローターがいつの時点で破損したのかや、事故につながったのかどうか調べています。