アメリカの トランプ大統領は、 核・ ミサイル開発を続ける北朝鮮の 問題の 解決に向けて、 中国とロシアが北朝鮮への 圧力の 強化に協力することに期待を示し…
アメリカのトランプ大統領は、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の問題の解決に向けて、中国とロシアが北朝鮮への圧力の強化に協力することに期待を示しました。 アジア歴訪中のトランプ大統領は１１日、ＡＰＥＣ＝アジア太平洋経済協力会議の首脳会議が開かれたベトナム中部のダナンから首都ハノイに向かう大統領専用機、エアフォース・ワンの機中で記者団の質問に答えました。 この中でトランプ大統領は、先の中国訪問を踏まえ、「習近平国家主席は強く、とても賢い人で、大好きだ。毛沢東以来、最も力のある中国の指導者だ。毛沢東以上だという人もいる」と評価しました。 そのうえで、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮について「大きな問題だ。中国に加えてロシアが協力すれば、もっと早く問題は無くなるだろう」と述べ、解決に向けて、中国とロシアが北朝鮮への圧力の強化に協力することに期待を示しました。 一方で、貿易の問題についてトランプ大統領は、「われわれは中国や日本などに対して貿易赤字を抱えており、恥ずかしいことだ」と述べました。そして、「習主席のせいではない。私はどの国も責めない。われわれのかつての代表を責める」と述べ、アメリカの歴代政権に責任があると指摘し、今後、貿易赤字の削減を目指す考えを強調しました。 ハノイでトランプ大統領は１２日、ベトナムのクアン国家主席と会談することにしています。
