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フリン氏、虚偽供述罪認め、捜査全面協力

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ワシントンの 連邦地裁に出廷 司法取引に応じる 【ワシントン高本耕太】 ロシアによる米大統領選介入とトランプ陣営との 癒着疑惑「ロシアゲート」 を捜査するモラー特別検察官は1日、 フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)を虚偽供述罪で訴追したと発表。 フリン氏は同日、 ワシントンの 連邦地裁に出廷し罪を認め、 捜査に全面協力する司法取引に応じた。
【ワシントン高本耕太】ロシアによる米大統領選介入とトランプ陣営との癒着疑惑「ロシアゲート」を捜査するモラー特別検察官は1日、フリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)を虚偽供述罪で訴追したと発表。フリン氏は同日、ワシントンの連邦地裁に出廷し罪を認め、捜査に全面協力する司法取引に応じた。
複数の米主要メディアは、トランプ大統領の娘婿で政権移行チーム幹部だったクシュナー大統領上級顧問が、フリン氏にロシア側との接触を指示したと報じており、捜査はさらに政権中枢に近づく可能性がある。
地裁に提出された訴追資料によると、フリン氏は補佐官就任前の昨年12月にキスリャク駐米ロシア大使(当時)と複数回接触。オバマ政権(同)が科した対露制裁に対抗措置を取らぬよう要請したり、イスラエル入植非難の国連安全保障理事会決議の投票延期や反対を求めたりしていたが、この事実を隠し連邦捜査局(FBI)の聴取に虚偽の供述をした。
資料は移行チームの「最高幹部」がフリン氏に対し、ロシアや他国の外交政策に影響を与えるため接触を命じたとも指摘している。
フリン氏は地裁での聴取後に声明を発表し、「家族と国家の利益のため捜査に協力する」と述べた。疑惑を巡っては、フリン氏の日常業務を補佐し海外にも同行していた息子のマイケル・G・フリン氏も捜査対象になっており、家族の訴追免除と引き換えに司法取引に応じたとの見方がある。
取引により、フリン氏は虚偽供述(禁錮5年以下)の罪以外で訴追されない見通し。2月以降の判決公判まで身柄も拘束されない。フリン氏の弁護士はトランプ大統領やホワイトハウスの顧問弁護士との情報共有や連絡を断っており、ロシア側との共謀などへの陣営幹部の関与の有無に関し捜査協力を進める模様だ。

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