中国の国家統計局が20日発表した2016年の中国の国内総生産(GDP)成長率は、物価上昇分を除いた実質で6・7%になった。成長率は前年から0・2ポイント下がって6年連続で減速し、1990年の3・9%以来、26年ぶりの低い水準だったが、政府の年間目標は達成した。 中国の経済成長率は過去2年、政府目標の目安を下回っていたが、16年は目標とした「6・5~7・0%」の範囲内に収まった。16年10~12月期の成長率は6・8%で、8四半期ぶりに成長が加速した。 同時に発表された16年の主要な経済統計によると、建物や工場などへの固定資産投資は8・1%増にとどまり、今世紀に入って初めて10%を割り込んだ。特に、民間企業による投資が3・2%増と大幅に減速し、企業が先行きに不安を抱いている様子が浮かぶ。 一方で投資のうち、前年に18…
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