性感染症にかかっているとうその診断をして、患者から薬代をだまし取ったとして、警視庁は17日、東京都新宿区の診療所「新宿セントラルクリニック」院長の林道也容疑者(69)=同区=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。容疑を否認しているという。 捜査2課によると、逮捕容疑は2012年9~12月、来院した都内の男性(68)を検査した際、陰性だったのに陽性とうその診断をして、十数回分の薬代約2万6千円をだまし取ったというもの。警視庁は、ほかの患者にもうその診断をした可能性があるとみて調べている。 林容疑者は逮捕前、朝日新聞の取材に「性病科はもうからない。そんな不正をやるわけがない」と詐欺行為を否定。検査結果が陰性だったのに、投薬を始めた理由について「陰性でも性感染症の症状がある人はたくさんいる。症状があるのに陰性だからといって帰すわけにはいかない」と説明した。
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