【パリ＝石田浩之、森藤千恵】日仏両国は６日夜（日本時間７日未明）、外務・防衛閣僚会合（２プラス２）をパリで開き、自衛隊と仏軍が燃料や食料などを融通し合う物品役務相互提供協定（ＡＣＳＡ）の締結に向けて、交渉を開始することで合意した。 南シナ海の軍事拠点化を進める中国への懸念でも一致し、秩序維持を目指す共同声明を発表した。 会合には岸田外相、稲田防衛相、フランスからエロー外相、ルドリアン国防相が出席した。エロー氏は共同記者発表で、ＡＣＳＡについて、「日仏防衛協力の新たなステップだ」と意義を強調した。岸田氏は記者団に「早期締結を目指し、作業を急ぐ」と語った。 共同声明は、「南シナ海での緊張を高める一方的な行動に強く反対し、全ての当事者が国際法を順守するよう求める」と明記した。
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