安倍総理大臣はアメリカの トランプ大統領との 初めての 日米首脳会談に臨むため、 9日夜、 ワシントンへ出発します。 政府は、 トランプ大統領が2国間の 貿…
安倍総理大臣はアメリカのトランプ大統領との初めての日米首脳会談に臨むため、9日夜、ワシントンへ出発します。政府は、トランプ大統領が2国間の貿易協定を目指す姿勢を示していることなどから、首脳会談に向けて、マクロ経済政策や通商政策を協議する、双方の閣僚などによる新たな枠組みを設ける方向で最終調整に入りました。 安倍総理大臣は9日夜、羽田空港を政府専用機で出発してアメリカのワシントンに向かい、日本時間の11日未明にホワイトハウスでトランプ大統領との初めての日米首脳会談に臨むことにしていて、麻生副総理兼財務大臣や岸田外務大臣も同行することになっています。 今回の首脳会談で、安倍総理大臣は、個人的な信頼関係の構築を進めるとともに、外交・安全保障や経済分野の課題などについて幅広く意見を交わし、同盟関係の強化や双方の利益となる経済関係の確立に向けて、緊密に協力していくことを確認したい考えです。 ただ、トランプ大統領は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定からの離脱を決め、日本を含む各国と2国間の貿易協定の締結を目指す姿勢を示しているほか、日本の自動車市場や金融・為替政策を批判しています。 このため、日本政府は首脳会談に向けて、アメリカ政府と、マクロ経済政策や通商政策それにインフラ整備を含む共同プロジェクトなどを協議する、双方の閣僚などによる新たな枠組みを設ける方向で最終調整に入りました。 一方、安倍総理大臣は首脳会談の後、大統領専用機・エアフォース・ワンにトランプ大統領と同乗して南部フロリダを訪れ、大統領の別荘で夕食を取りながら会談するほか一緒にゴルフをする予定で、強固な日米同盟を内外に示す機会にもしたい考えです。