【ワシントン時事】 トランプ米大統領と安倍晋三首相が１１日、 フロリダ州パームビーチにある会員制リゾート施設で夕食を共にした際、 一般客が周りの テーブルから見つめる中で北朝鮮の 弾道ミサイル発射への 対応を協議していたことが明らかになった。 ＣＮＮテレビなどが１３日報じ
【ワシントン時事】トランプ米大統領と安倍晋三首相が１１日、フロリダ州パームビーチにある会員制リゾート施設で夕食を共にした際、一般客が周りのテーブルから見つめる中で北朝鮮の弾道ミサイル発射への対応を協議していたことが明らかになった。ＣＮＮテレビなどが１３日報じた。
〔写真特集〕北朝鮮が弾道ミサイル発射（２０１７年２月）
夕食会が始まったのはミサイル発射から２時間余りたった午後８時すぎ。ＣＮＮが一般客の話として伝えたところによると、２人は両夫人とともに屋外にあるダイニングエリアの真ん中に据え付けられたテーブルに座り、サラダやメインメニューが運ばれてくる中で話し合いを続けた。
２人の周りには日本政府高官に加え、フリン大統領補佐官（国家安全保障担当）やバノン首席戦略官・上級顧問が集結。現場はろうそくの火と月明かりだけで暗かったため、側近が携帯電話のライトで書類を読む両首脳を助けたり、大統領が座ったまま電話したりする様子も見られたという。
客の一人はこうした模様を撮影した複数の写真をフェイスブックで公開し、「夕食の席で次々に起きる行動は興味をそそる」と投稿。民主党のペロシ下院院内総務はツイッターで「国際危機（への対応）をディナーショーのように見せたことは言い訳できない」と大統領を厳しく批判した。
現場となったリゾート施設は大統領が長年経営し、別荘もある「マー・ア・ラゴ」。ＣＮＮは、大統領が首相との協議を受けて共同で記者発表を行った後、施設内で催されていた結婚披露宴に出席し、「私は『シンゾー、一緒に顔を出してあいさつしよう』と言った」「（新郎新婦は）このクラブの長年のメンバーだ。彼らは私に大金を払ってくれる」とあいさつしたことも伝えている。（2017/02/14-08:56）
