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選抜高校野球:「10番」強気で初完投…盛岡大付

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○盛岡大付(岩手)5-1智弁学園(奈良)● 高岡商との 1回戦では四回途中6失点で降板した盛岡大付の 背番号「10」 の サウスポー三浦瑞。 だが、 この 日は前回王者の 強打・ 智弁学園を相手に、 「練習試合を含めても初」 という完投をやっての けた。 初戦との 違いは「打者に向かっていく気持ちがあったの がよかった」 。
○盛岡大付(岩手)5-1智弁学園(奈良)●
高岡商との1回戦では四回途中6失点で降板した盛岡大付の背番号「10」のサウスポー三浦瑞。だが、この日は前回王者の強打・智弁学園を相手に、「練習試合を含めても初」という完投をやってのけた。初戦との違いは「打者に向かっていく気持ちがあったのがよかった」。
先発に右打者6人が並んだ相手打線に対して、強気に直球で内角を突く。スライダーに加えて、有効だったのがチェンジアップだ。巧みに打者のタイミングを外し、八回まで散発の2安打。1回戦後、「(三浦瑞と)顔を合わせれば、ワンバウンドでもいいから低め、低めと言い続けてきた」と捕手の松田。完封は逃したものの、相棒の助言を最後まで守って、125球を投げ抜いた。
三浦瑞の変化は打席にも見られた。登録は左打ちだが、1回戦後に中学までの右打ちの練習に取り組み、この日は右打席に立った。1点リードの七回1死一、三塁では二ゴロ(記録は野選)ながらも自らのバットで貴重な追加点をもたらし、「次も右で打ちます」。
チームが2勝を挙げ、16強入りした昨夏の甲子園では全3試合に救援登板。2試合続けて先発した今春は、春夏通じて初の8強入りに貢献した。エースナンバーを背負う右腕・平松を温存し、関口監督は「ベストピッチング」と賛辞を惜しまなかった。【武藤佳正】

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