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初の高度2000キロ超、新型か ロフテッド軌道、迎撃難しく

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稲田朋美防衛相は14日午前、 同日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルは高度2000キロ超に達したとの 見方を明らかにした。 「2千キロメートルを超える高度は初めてだ」 とも述べた。 飛行距離は800キロメートルで
稲田朋美防衛相は14日午前、同日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルは高度2000キロ超に達したとの見方を明らかにした。「2千キロメートルを超える高度は初めてだ」とも述べた。飛行距離は800キロメートルで日本の排他的経済水域(EEZ)の外側のロシア領近くに落下したもよう。発射角度を通常より高くする「ロフテッド軌道」だったとの見解も表明した。 北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、取材に応じる稲田防衛相(14日午前、防衛省)=共同 国家安全保障会議後、防衛省内で記者団の取材に応じた。ミサイルの飛行時間は約30分だとし「新型の弾道ミサイルだった可能性がある」とも強調。「情報収集や分析、警戒監視に全力を挙げる」とした。 弾道ミサイルは通常、射程を長くするため効率的な角度で発射する「ミニマムエナジー軌道」とよばれる軌道をとる。ロフテッド軌道は高く打ち上げる分、距離が短くなるが、落下速度がつき、地上からの迎撃は難しくなる。 政府高官は14日、日本のミサイル防衛網を踏まえ「迎撃しくにくいということはない」と述べたものの、北朝鮮による弾道ミサイルの脅威は増している。 昨年6月、ムスダンと推定される弾道ミサイルは約400キロメートル飛び、高度は1千キロメートル超だった。今回のミサイルは飛距離、高度ともに伸びている。防衛省関係者は14日、「ミサイル技術が一定の進展を見せているのは確かだ」とした。 さらにロフテッド軌道ではなく通常の軌道で発射していれば、弾道ミサイルの飛距離はさらに伸びる。同じ推力を用いれば、日本本土や米国ハワイに到達する可能性さえあったとの見方もある。

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