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前CIA長官、トランプ陣営とロシア「接触あった」

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米中央情報局(CIA)の ブレナン前長官は23日、 ロシア政府による米大統領選挙の 干渉疑惑について下院情報特別委員会で証言し、 トランプ陣営メンバーとロシア政府関係者の 間に「接触
【ワシントン=平野麻理子】米中央情報局(CIA)のブレナン前長官は23日、ロシア政府による米大統領選挙の干渉疑惑について下院情報特別委員会で証言し、トランプ陣営メンバーとロシア政府関係者の間に「接触や交流があった」と認めた。その上で「連邦捜査局(FBI)の捜査には十分な根拠がある」と語った。情報機関の元トップがトランプ陣営とロシアとの接触の事実を認めたことで疑惑追及を求める声は今後、一層強まりそうだ。 トランプ政権の誕生を受け、CIA長官を1月に辞任したブレナン氏は「ロシアが臆面もなく2016年の大統領選に介入してきたことは明らかにしておくべきだ」と指摘。 CIAはロシア介入を把握し、ブレナン氏は昨年8月にロシア連邦保安局(FSB)のボルトニコフ長官に電話で警告した。だが、ロシアの介入は続いたと証言した。 焦点となるトランプ陣営の関与では、接触や交流の存在は認めたものの、ロシア側との共謀の事実があったかどうかについては「分からない」と語った。「ロシア側が(接触したトランプ陣営の人物の)協力を得られたかどうかは疑問だ」と述べるにとどめた。 一方、トランプ氏から選挙戦におけるロシアとの共謀疑惑を公に否定するよう要請を受けたと一部メディアで報道された現職のコーツ国家情報長官も議会の別の委員会で証言。トランプ氏にロシアを巡る疑惑を否定するよう求められたかについて、「大統領とは定期的にやりとりするが、その内容を明らかにするのは適切とは思わない」と語り、報道の真偽には言及しなかった。

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