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「北朝鮮は共通の脅威」EU大統領と会談

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【ブリュッセル朝日弘行】 安倍晋三首相は6日昼(日本時間6日夜)、 欧州連合(EU)の トゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)らと会談後、 EU本部で記者会見した。 首相は「北朝鮮の 問題は国際社会の 共通の 脅威であり、 最優先課題との 認識で一致した」 と述べ、 北朝鮮に関する共同声明を出したことも明らかにした。
【ブリュッセル朝日弘行】安倍晋三首相は6日昼(日本時間6日夜)、欧州連合(EU)のトゥスク欧州理事会常任議長(EU大統領)らと会談後、EU本部で記者会見した。首相は「北朝鮮の問題は国際社会の共通の脅威であり、最優先課題との認識で一致した」と述べ、北朝鮮に関する共同声明を出したことも明らかにした。
声明は4日の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射も含め、北朝鮮の核・ミサイル開発に「深刻な懸念」を表明し「最も強い表現で非難する」とした。また、核・ミサイル開発を止めるため「関連品目、技術、資金の移転を更に制限する措置強化の用意がある」と表明。そのための新たな国連安全保障理事会決議の採択を求めた。
首相は、EU首脳との会談後、主要20カ国・地域(G20)首脳会議が開催されるドイツ・ハンブルクに移動。到着後の6日夜(同7日未明)、米国のトランプ大統領、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と日米韓首脳会談に臨む。この顔ぶれでの会談は初めてとなる。
ICBMを発射した北朝鮮への国際的な圧力を強めるため、3カ国の結束を示すことができるか注目される。日本は、強固な日米韓の連携の上に、北朝鮮への制裁強化など一層の役割を果たすよう中国、ロシアに求めるのが基本方針だ。4日に発射された弾道ミサイルは米アラスカ州も射程に収めるICBMと断定され最大飛距離は5500キロを超えるとされた。「さらに脅威が増した」(安倍首相)状態での会談となる。
会談は夕食会形式。安倍首相とトランプ大統領は圧力強化に軸足を置いているが、文大統領は、北朝鮮との対話の必要性も強調しており、温度差が浮き彫りになる可能性もある。首相はハンブルク滞在中、文、トランプ両大統領とそれぞれ個別にも会談する。

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