北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイルの 初めての 発射実験に成功したと発表するなか、 アメリカの トランプ大統領は、 北朝鮮への 圧力強化で協力を求めて…
北朝鮮がICBM=大陸間弾道ミサイルの初めての発射実験に成功したと発表するなか、アメリカのトランプ大統領は、北朝鮮への圧力強化で協力を求めている中国について、「北朝鮮との貿易が増えている。アメリカと協力していたんじゃないのか」とツイッターに書き込み、中国への不満を表しました。 トランプ政権は、北朝鮮の核・ミサイル開発を止めるため、圧力の強化で中国に協力を求めていますが、北朝鮮は5日、ICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験に初めて成功したと発表しました。 こうした中、トランプ大統領は、5日、ツイッターに「中国と北朝鮮の貿易は第1四半期で40%近く増えている。中国はアメリカと協力していたんじゃないのか」と投稿し、中国への不満を表しました。 そのうえで中国との協力について「しかし、われわれは試してみなければならなかった」と書き込み、今後は、中国との関係を見直す考えを示唆しています。 トランプ政権内では、北朝鮮をめぐる中国の対応は不十分だとして不満が出ていて、先週には、北朝鮮と取り引きしている中国企業に制裁を科すなど強硬な姿勢に転じ始めています。 今週開かれるG20サミットに合わせて、トランプ大統領と習近平国家主席との首脳会談が予定されていますが、その結果によっては、アメリカがさらに多くの中国企業に独自制裁を科すなど、中国に一段と強硬な姿勢を取ることも予想されます。