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北朝鮮の非核化確認 米、通商で揺さぶりも

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【ワシントン会川晴之、 北京・ 河津啓介】 トランプ米大統領は2日夜(日本時間3日午前)、 中国の 習近平国家主席と電話協議した。 ホワイトハウスによると、 両首脳は朝鮮半島の 非核化に取り組んでいくことを確認。 またトランプ氏は改めて「よりバランスの 取れた貿易関係を模索している」 との 考えを伝え、 貿易不均衡の 是正に取り組む姿勢も示した。
【ワシントン会川晴之、北京・河津啓介】トランプ米大統領は2日夜(日本時間3日午前)、中国の習近平国家主席と電話協議した。ホワイトハウスによると、両首脳は朝鮮半島の非核化に取り組んでいくことを確認。またトランプ氏は改めて「よりバランスの取れた貿易関係を模索している」との考えを伝え、貿易不均衡の是正に取り組む姿勢も示した。
両首脳は7~8日にドイツ・ハンブルクで開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議の際に会談することも確認。北朝鮮の核・ミサイル開発阻止に向け、中国が圧力を高めるよう求めているトランプ氏だが、通商分野でも中国を揺さぶった。
トランプ政権は先月29日、北朝鮮と取引がある中国の金融機関に初めて制裁を科したほか、政権発足後初めて台湾への武器売却も承認。今回の電話協議に先立つ2日には、南シナ海で中国が実効支配する西沙(英語名・パラセル)諸島で、米軍が「航行の自由」作戦を実施するなど、矢継ぎ早に中国に圧力をかけ続けている。
中国外務省の陸慷(りくこう)報道局長は2日、今回の米国の「航行の自由」作戦を「重大な政治・軍事的挑発行動」と非難し、「中国側は米国の行動に強い不満と断固たる反対を表明する」との談話を発表した。
中国は4月の米中首脳会談で築いた信頼関係が損なわれることを強く警戒。外務省報道官が「中国はたゆまない努力を続け、重要で建設的な役割を果たしてきた」と反論している。

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